子連れアパルトマン滞在と モンサンミッシェル日帰りツアー パリ・ベルギー&フランス自炊旅行記2 ‘13.4~5 / Paris, France
ブリュッセルで2泊した後、パリへ移動。
この頃はまだ旅程の組み方が下手で、今なら、ブリュッセルーパリの後、またブリュッセルに戻って滞在というような、無駄のある旅程は組まないのですが、何事も経験ですね。笑
旅程 2013年4〜5月(10日間) 往路:名古屋ーブリュッセル(エティハド航空) 宿泊:ブリュッセル2泊ーパリ3泊(←今回はここの滞在記)ーブリュッセル2泊 都市間移動(往復):Thalys(タリス、高速列車) 復路:ブリュッセルー名古屋(エティハド航空) |
ブリュッセル自炊旅行記(前編)はこちら
タリスでパリへ
滞在3日目、ブリュッセルから高速列車タリスで、パリへ移動しました。
しかし、旅に付きもののトラブルがここで発生!すんなり快適移動〜という訳にはいかず。。。
出発3ヶ月前に日本で指定席をネット予約していたのですが、ブリュッセル南駅のホームに行くと、私たちの乗る予定の1つ前、30分以上前に発車しているはずの列車が、まだホームに停車しており、何でやろ?と、ちょっと嫌な予感がしました。
案の定、20〜30分経っても状況が変わらないので、うろうろして駅員さん?に聞いてみたところ、どうやら人身事故か何かがあったようで、ダイヤが相当乱れていました。
結局、私たちが乗る予定の列車が運休になってしまい(泣)、次に来た便に乗れという指示で、1等車のコーチに無理矢理乗り込みましたが、勿論、席はなく、更に、私たちのように前の便に乗れなかった乗客で、通路もデッキもごった返しているわ、到着時間は2時間以上遅れるわで、散々な移動となりました。
パリ北駅に到着後、指定席料金は戻ってこないのか?と聞いてみましたが、コールセンターかどこかに言えと返され、語学力がないのでそこでおしまい。そもそも、列車予約や料金の仕組みも、日本の新幹線とは全然違うのかもしれないのですが、その後、特に調べることもせずで、あの場でどう対応するべきだったのか、未だ不明のままです。。
パリの宿と洗濯について
パリ北駅から地下鉄で移動し、パリでの宿泊先は、アパートホテルチェーンのAdagio Paris Opera 。オペラ座の近くで立地良好。そして、さすがパリのアパルトマン!キッチンにはサラダスピナーまで付いていて、キッチン周りは気の利いた品揃えでした。
余談ですが、ヨーロッパ(全域ではないかと思いますが)では硬水で洗濯するため、使用する洗濯機にもよりますが、日本から持参した洗剤では、白い衣服が灰色になってしまう可能性があります。
ここのホテルのコインランドリーで洗った白いキャミソールが、綺麗に薄いグレー色になってしまい、一瞬、誰かの洗濯物が混じってしまった?と混乱したのですが、私のものでした。
現地では、硬水軟化剤が含まれた洗剤などを使用するそうですが、滞在中に数回洗濯するような旅行者であれば、わざわざその洗剤を買うのも勿体無いかと思うので、色落ちや着色すると困る衣服は、持参しない or 現地の洗濯機で洗わないとするのが、無難かなと思います。
パリでうちごはん
宿にチェックイン後は、夕飯の買い出しへ。
ハード系のパンやサブレが評判のブーランジュリー POILÂNEや、ボン・マルシェ・デパートの食品館、ラ・グランド・エピスリー(La Grande Epicerie de Paris)、宿の近くのスーパーモノプリで食材を調達。
フランスでは何と言ってもフランスパン!
ポワラーヌの田舎パンも勿論美味しかったのだけど、カルフールなど、その辺のスーパーで売ってる€1のバゲットでさえも、皮がパツパツで十分に美味しく、レベルの高さに感動します。そこへ、これまた美味美味の発酵バターをたっぷり塗るだけで、永遠にワインが飲めてしまうという。。。パリの部屋呑み、最高です!
dinner 2013.4.30
*カプレーゼ:モツァレラ・プチトマト・バルサミコ&EXオリーブ油ドレッシング(手前の小瓶)
*生ハム・マッシュルーム・チーズ2種(ウォッシュ系・青カビ系)・ボルディエの海藻バター・いちご
*サラダ:サニーレタス・ルッコラ・ミックスリーフ・ラディッシュ
*ポワラーヌの田舎パン&シード入りバゲット
*スパークリング(白)
部屋呑み、自炊旅なら、お土産としても人気の発酵バターも、部屋で食べ比べが出来、好みの味を確認できます。
フランスには、エシレやベイユヴェールなど、様々な種類の高級バターがありますが、私はボルディエの海藻バターが大好きなので、グランドエピスリーで数個購入しました。この他、ボルディエバターは、定番の無塩&加塩に加えて、柚子や唐辛子などそそられるフレーバーが5〜6種類あったので、その中の1つ、スモーク味を買ってみました。スモークチーズは好きなのですが、燻製風味のバターはちょっと中途半端というかインパクト薄めだったので、あえてこのフレーバーを選ばなくてもいいかな?と思います。海藻入りは磯の風味が強く、少し個性的な味ともとれますが、ワインやお酒loverの人には特に、受けの良い味なんじゃないでしょうか。
グランドエピスリーはお値段はやや高めですが、多種多様な食材が美しくきらびやかに陳列されていて、スーパーや食料品好きにはものすごく楽しいところで、何時間でも過ごせてしまうと思います。ちなみにボルディエのバターは、スーパーなどでは見かけなかったので、ここかギャラリーラファイエットなどの百貨店系のお店で購入することになると思います。
バターの話が続きますが、もう1種、Grand Fermage Sel de Mer(写真左奥)も、これまたお気に入りのバターです。フルールドセル(塩の花)が粒状にバターに練りこまれていて、時々ジャリっとした食感が美味しく、ハーフサイズの125gのものならスーパーで約€1.5!お配り用のお土産にももってこいです。成城石井でも買えますが、千円前後しちゃうので。
保冷剤と保冷バックは自炊旅の必須アイテムなので、旅には欠かさず持参しているのですが、部屋の冷凍庫で保冷剤を凍らせておけば、バターやチーズの持ち帰りの際もバッチリ⭐︎
パリは本当に自炊が楽しめる都市だと思います。
そして、翌日の朝ごはん。
マッシュルームとラディッシュを具にしたコンソメスープ、生ハム散らしたグリーンサラダ、バゲット&バターに牛乳と、食材は前夜と同じラインナップ。
自炊旅では、限られた日数で無駄なく美味しく食べきるという点が、頭の使いどころになってきますので、同じ食材を食べ続けることになりがちなのですが、その辺は買い足す材料等で調整できますし、何と言っても経済的に済ませられるので、多少、同じ食材が続いても、同じ料理でなければ、特に飽きることはないんじゃないかなというのが私の意見です。
パリ観光
パリ市内観光に当てたこの日は5月1日メーデーで、美術館や観光スポット、街中のお店もほとんどがお休み。ということで、観光客が向かう場所も当然限られる訳で、凱旋門もエッフェル塔も、ものすごい人人人!
それでも、初めて家族で行ったヨーロッパだったこともあり、16年ぶり4度目のパリは、すっかりお上りさん気分を満喫。
ただ、娘念願のエッフェル塔に上る!という目的は、あまりにもすごい行列で断念せざるを得ず、可哀想でしたが、パリなら今後、自身で行く機会がありそうなので、その時のお楽しみにとっておくということで(無理やり)。
一応、スイーツ食べまくる!という、もう1つの願いは、パリでもベルギーでも、毎日、ぼちぼち実現してたので、良しとしてもらおうと思います。
憧れのモン・サン・ミッシェル
パリ滞在3日目は、長年憧れだったモンサンミッシェルへ。日帰りの現地ツアーに参加しました。この時のツアーは、モンサンミッシェルへ行く途中に、ノルマンディーの田舎の村、ブブロン村に寄る旅程でした。
「フランスで最も美しい村」協会認定のブブロン村は、西洋童話の絵本に出てきそうな木組みの家並みが愛らしい村でした。パン屋さんでいくつかパンを買った以外は、特に何も購入しませんでしたが、フォトジェニックな場所がたくさんあり、散策が楽しいところです。
滞在時間30分程で村を出発し、いよいよモンサンミッシェルに近づいてきました。
島に入る前にまずはランチで腹ごしらえ。名物のスフレオムレツです。ふわふわであっという間に口の中で溶けて無くなってしまったため、正直、よく味わって食べれなかったというのが一番の印象ですかね〜。美味しかったことには間違いないんですが。
そして、念願のモンサンミッシェルとご対面。写真や映像で、何度も見ていたモンサンミッシェルの修道院ですが、実際、目の当たりにするとものすごい迫力で圧倒されます。
修道院内も一通り見学しました。観光客であふれているものの、院内もまた、荘厳な雰囲気が漂っています。
初めて訪れたモンサンミッシェルは、多くの観光客で賑わう典型的な観光地ではあるのですが、一方で、神聖で神秘的な様相に包まれ、フランスの長い歴史をしみじみと感じることのできる、唯一無二なところでした。長年、行ってみたいと思っていたので、念願叶い、感慨深かったです。
モンサンミッシェル日帰りツアーの詳細はこちら
ベルギー同様パリも5月に入ると日が長く、21時過ぎにパリ市内へ戻ってきましたが、淡い色に染まる夕暮れの景色に間に合いました。
パリでうちごはん2
パリでの自炊メニューをもう少し。
こちらは、メーデーの日の晩ごはん。大人はワインとバゲットとバターで毎食OKだったのですが、娘がいるとそうもいかず、うどん食べたい、ラーメン食べたいとなりまして、スーパーでお安く手に入るパスタを買って茹でました。
我が家の家族3人とも、どこへ行っても現地の食べ物にすぐに馴染み、基本的に何でも美味しく食べられるのですが、さすがに1週間近く経ってくると、娘はパンに飽きてお米や麺が恋しくなっておりました。
現地で袋ラーメンなどを探してみましたが、イマイチ美味しくなさそうなのが1袋€1もするので、わざわざ買う気になれず。。。
子連れや長期旅程の場合は、日本から手軽な袋麺などを少し持参しておくのも1つの手だと思います(国ごとに食品の持ち込み規定があるので要チェック)。
そして、ブリュッセルではビール三昧でしたが、パリへ行くと一転、やっぱりワインに手が伸びます。フランスのビールもお手頃な価格帯のものも多く、色々試したと思っていたのですが、当時の写真を確認したところ、結局、パリで飲んだビアはたった2種類?!のようでした。
ベルギーとは首都間が特急で1時間半という、すぐ隣の国なのに、スーパーの陳列棚を見てるだけでも、ワイン大国 vs ビア大国という違いがはっきりと見てとれます。お国柄を反映する現地の身近なスーパーマーケット。どうりで興味が尽きず、はしごが楽しいわけです。
パリ一人街歩き
パリ滞在4日目の最終日は、一人別行動させてもらい、今まで訪れる機会のなかったオランジュリー美術館へ睡蓮を観に行ったり、
マドレーヌ広場界隈の店舗で、トリュフソルトなどの食材を調達したり、
午後からは、マレ地区でファラフェル(ひよこ豆のコロッケサンドイッチ)を食べたり、
あちこち散策しながら、パリの一人歩きを満喫。
一方の夫と娘は、午前中は部屋で仕事&宿題を済ませ、午後からセーヌ川クルーズに出かけたようでした。
そして夕方、家族と合流して、再びタリスに乗り込み、ブリュッセルへ戻ります。
ブリュッセル自炊旅行記(後編)はこちら
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