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台北でお手軽 異文化体験 台湾料理教室 JODIE’S KITCHEN in Taipei

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濃い緑が眩しいJodieさん宅のバルコニーからの眺め

ここ数年、体験型の旅が人気となっていますね。
私は現地の観光スポットなどを調べる際、トリップアドバイザーをよく利用するのですが、7年前のGWに私が初めて台北を訪れた際、台北の人気アクティビティでトップだったのが、ジョディーさんの料理教室”Jodie’s Kitchen“でした。
当時、小学5年生だった娘に、何か刺激になるような楽しい経験をさせられないかな?と思い、あれこれ探していたので、食べるのも料理するのも大好きな彼女にこれはピッタリ!早速申し込むことに。
ジョディーさんのサイトを見てみると、クッキングクラスも数種類のコースがありますが、私が選んだのは、娘が最も好みそうな味&工程のある”Taiwanese Dumpling Cooking Class”です。ジョディーさんのレッスン自体は、子供対象というわけではないですが、予め、子連れ参加とメールしておいたので、私たち家族だけのプライベートレッスンで組んでくれていました。

 

JODIE’S KITCHEN in Taipei

かれこれ7年前のことなので、どうやってジョディーさんのお宅へ伺ったか?全く思い出せないのですが・・・覚えていないということは、きっと普通にタクシーを使ったのでしょう。お家にあげて頂き、挨拶と簡単な自己紹介をして、早速レッスン開始です。気さくで親切なジョディーさんのおかげで、英語にイマイチ自信がない私でも、変に構えることなく、のびのび楽しく受講できました。

この時習ったメニューが、こちらの3品。
・蒸し&焼き野菜餃子(Zen Jiao & Guo Tie)
・葱油餅(Tsong You Bing Thin style)
・黒糖&黒胡麻餅(Zi Ma Tian Bing)

 

料理教室の風景

まずは生地(dough)作りからです。3メニューとも共通の生地を使ったので、大量の小麦粉(中力粉)が用意されていました。大きなボールに粉と熱湯と水を入れて生地を捏ねました。子供も楽しい工程です。

次にフィリング作り。今回の野菜餃子の具材は、椎茸・南瓜・香菜。これらを細かく刻みます。葱油餅の青ねぎも同様にみじん切り。これで大まかな下ごしらえは完了です。ここからはそれぞれのメニューによって、生地の成型を教わります。

餃子は以下のような感じで、丸く伸ばした生地に具材を包み、日本でもお馴染みの餃子の形に成型しました。

続いてはデザート用の黒糖&黒胡麻餅。大きめの平たく伸ばした生地に、黒糖と黒胡麻を散らし、筒状に丸めてチューブ状になったものを、人差し指を使って渦巻き状に巻き上げるのですが、これがなかなか難しかったです。

そして、高く巻き上げたものを、今度は1cm厚に綿棒で伸ばし、最後はフライパンで焼きます。

最後は葱油餅。これも黒糖&黒胡麻餅と同様、平たく伸ばした生地に油をまぶした葱を散らし、筒状に丸めてから螺旋状に巻き上げ、一旦生地を休ませます。その後、麺棒で平たく伸ばすのですが、こちらは2mmと薄く伸ばしました。葱油餅は油が入ってるので、生地がオイリーでやや扱いづらく、生地を休ませる際には、生地と生地の間にラップを挟んでいました。

 

美味しい試食時間

レッスンと食事の時間をを含めて、滞在時間は4時間ほど。出来たものから順に食べてって〜とのことで、和やかな雰囲気で、作ったり食べたりおしゃべりが同時並行で進みます。 出来上がった料理は、バルコニーに設置されたテーブルで頂きました。

私の場合はまず撮影から。当時の写真を見返すと、私を真似て、娘もセッティングされたテーブルをコンデジで撮っていましたね。笑

野菜餃子は、同じものを「焼く&蒸す」の2種類の調理法で頂きました。

蒸しベジ餃子のZen Jiao

台湾は椎茸が美味しくて有名だと思うのですが、餃子に椎茸いいですね!食感と旨味が新鮮で美味しく、ベジ餃子なのであっさりしていました。焼きor蒸し、どちらも美味しかったですが、個人的には生地のモチモチ感がよく感じられる、蒸した方が好みだったかな。

ジョディーさんが予め用意しておいてくれた、付け合わせのパイナップルと胡瓜のサラダも、ピリ辛で酸味が効いてさっぱりしていて、油を使う焼き餃子や葱油餅によく合っていたと思います。

左下:黒糖黒胡麻餅、右:葱油餅

選んだダンプリンコースがそうなのか?よくわからないのですが、この時の3メニューとも、全てベジタリアン系の食材でしたが、粉もん3品だったので、めちゃくちゃお腹が膨れたのをよく覚えています。

 

調味料を購入

一通りレッスンと食事が済んで、のんびりおしゃべりしていた際に、ジョディーさんが普段使いされてる台湾食材や調味料など、オススメの食材について伺ってみました。

写真は私がこの旅行の際に買って帰った調味料&食材なのですが、白くVマークを入れた4品がジョディーさんのところで手に入れたものです。真ん中の3本は購入。右端の緑キャップの瓶は、ジョディーさんお手製のラー油で、食事の際に餃子のたれとして頂いたのですが、香辛料たっぷりで、複雑な味がして美味しかったので、作り方を聞いたら「このまま持って帰っていいよ〜!」と、ひと瓶そのままくれました。嬉しい!

昔すぎて、これらの調味料の値段も全く覚えていないのですが、「スーパーにも売ってるけど、たくさんストックがあるので、よかったら譲りますよ〜。」という感じだったので、多分、お店の売価と似たような金額だったんじゃないかと思います。ごま油は、お知り合いの方が作っておられる?だかで、ジョディーさんのラベルが貼ってありました。
肝心の味の方は、他の台湾調味料と味を比べた訳じゃないので、違いを表すのが難しいのですが、日本のものと比べた感じだと、黒豆醤油は甘くて少しとろりとしていて風味が強く、これぞ台湾的な味がしましたし、お酢は酸味がしっかりしていて、油はマイルドで使いやすかった記憶があります。
今更ですが、お酢に書かれてる「高粱」って何だろう?と気になって調べてみたところ、イネ科の一種で「モロコシ」「たかきび」「コーリャン」と出てきました。「高粱醋」は、日本で言うところの「穀物酢」のような位置付けなのか?台湾でメジャーなのか?今度、台湾在住の友人に聞いてみたいなあ〜と思います。

 

最後に

あっという間に4時間が経ち、家族3人、お腹も超満腹。娘は大好きな餃子などを、一から全て自分で手作りしたこともあり大満足してましたし、私にとっては粉の使い方や食材の合わせ方など参考になり、また、調味料やお土産の情報が聞けたのも収穫でした。

今回のレッスン料は3人でNT$9000。
(HPにも載っていますが、ジョディーさんからのメールに記載されていた文章はこちら。”Our cooking classes last about four hours. The prices are NT$4,000 for one student, NT$7,000 for two students, and NT$9,000 for three students.”)
当時のレートでは今ほど台湾ドルが高くなく、1円=NT$3弱だったのですが、それにしても3人で参加するとなると、なかなかのお値段なので正直ちょっと迷いましたが、7年経った今でも強く記憶に残っていますし、何より、娘を含め家族で台湾人のお家にお伺いし、その暮らしぶりを間近に見ることが出来たことは、単に料理教室に参加したというだけにとどまらず、美味しい異国の食文化と密に触れる機会となり、とても有意義な時間だったなあと感じます。

持ち帰ったレシピ

この記事を書くにあたって、トリップアドバイザーを再度チェックしてみたところ、現在では、旅行者向け台湾料理教室もかなり増えているようですね。
料理だけでなく、好みに合ったレッスンやアクティビティ等を見つけて参加すると、現地の人とコミュニケーションも楽しく、新鮮で心に残る旅になること請け合いです。

JODIE’S KITCHENに参加した台湾旅行記はこちら

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