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シニアと楽しむ 東京観光に組み込みたい 国宝 迎賓館 赤坂離宮 和風別館 游心亭

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左下に少し写っているアーチが赤坂離宮の観覧入り口

2016年4月より一般公開されている迎賓館赤坂離宮と、併設されている和風別館「游心亭」のガイドツアーが、東京の観光スポットとして、とても興味深いところでしたので、記事にまとめてみました。今回は、大阪住まいの母が上京し、その際に母娘二人で訪れた時の様子を書いています。

私は事前に赤坂離宮についての何の知識もなかったので、本館・別館・主庭・前庭の位置関係や、又、事前予約して別館を観る価値があるのか?ということ等、内閣府のHPに記載されている情報だけでは、理解するまでに少し時間を要したので、実際に参観してみた感想と合わせて、詳細を書いてみたいと思います。

 

赤坂離宮の予約について

初めに、迎賓館赤坂離宮の構成ですが、本館(西洋宮殿)と、お庭2つ(正門から本館正面の間の前庭と、本館裏側に位置する噴水のある主庭)と、和風別館(日本式迎賓館)の大まかに3つの部分が一般公開されています。

内閣府迎賓館のHPによると、赤坂離宮の参観パターンは4つ。A:お庭だけをみる(300円)、B:お庭と本館(1500円)、C:お庭と和風別館(1500円)、D:お庭と本館と和風別館(2000円)となり、事前予約が必要なのは和風別館の参観なので、CとDのパターンです。
後で触れますが、和風別館ツアーはとても面白く、赤坂離宮全体のことがよくわかるので、是非とも予約して本館・別館の両方を見学することをオススメします。

続いて予約方法ですが、内閣府迎賓館のHPからインターネット予約ができます。一般公開は水曜日がお休み、2ヶ月先まで予約でき、予約状況を見ていると、週末はやはり混み合ってる感じなので、週末に参観したい場合は、少なくとも1ヶ月以上前に予約した方が良さそうです。
予約画面に進めばわかりますが、ツアーは10:30〜14:30までの30分刻みで、1日9回催行されています。ツアー自体の所要時間は約1時間なので、数名のガイドさんで時間差でグループを案内する格好になっていました。

私は平日に訪れたので、1週間前でも空きがあり予約できました。ただ、大阪住まいの母の帰りのフライトの関係で、本当は朝一番の10時30分の回に参加したかったのですが、その時間帯は既に埋まっていて予約不可でした。他の日を見ていても、午前中の回は人気が高い感じですね。
ですが、本館と別館をどちらを先に訪れても構わないので、希望の時間帯の予約が取れない場合でも、訪れる順序を工夫すると滞在時間の調整が可能になります。

 

赤坂離宮参観の流れ

希望日時に参観申し込みをすると、参観証がメールで送られてきます(参観に際する注意事項が書かれた返信メール)。そこへ記載がありますが、当日は西門から入場します。迎賓館の周辺にガードマンやスタッフの人がたくさんいるので、歩いていると「参観の方ですか?予約はありますか?」など、色々と聞かれるので、参観証を見せると入り口や受付の場所など指示してもらえます。

受付で案内マップや簡単な冊子をもらい、荷物のセキュリティーチェックを受け、その後、チケットを購入します。自動券売機もありますが、和風別館を参観する場合は、人のいるチケット販売ブースで購入することになります。現金のみ使用可能でした。

上述しましたが、結局、私は11時半の和風別館ガイドツアーに申し込みをしました。母のフライト時間の関係で、13時までには全ての参観を終わらせたかったので、先に本館を参観するべくオープン時間の10時過ぎには現地に到着。本館参観の所用時間は、普通に見て40〜45分、じっくり見る人だと1時間強くらいでしょうか。本館と別館は、どちらを先に見ても構わないのですが、どちらも一度しか入場できません。

受付の横、第2事務棟付近から見た本館(赤坂離宮)。お手洗いは第2事務棟と、本館脇に仮設のものもありました。

和風別館ガイドツアーは、開始時間の15分前までに、主庭の噴水横のテント(上記の案内マップの右側、黄色い旗の場所)に集合するよう指示されます。10時過ぎには受付に着いていましたが、セキュリティーチェックやチケット購入、お手洗い等に多少並んだりしたので、結局、本館に入場できたのは、10時半ごろになりましたが、結果的にはちょうどいい時間配分でした。

和風別館ツアーの参加者に配られるタグ。西門入ってすぐの最初の受付で手渡され、首から下げます。

本館内は撮影禁止なので写真がないのですが、この日、私たちが見学できたのは「玄関ホール」、晩餐会が行なわれる「花鳥の間」、主に来客の控えの間として使われる「彩鸞の間」、そして、オーケストラボックスが備えられ、歓迎式典や演奏会なども行なわれる「羽衣の間」の4箇所でした。どの部屋もゴージャスで煌びやか、ベルサイユ宮殿をだいぶコンパクトにしたような感じで、華やかな雰囲気が漂い、厳選された調度品や室内装飾なども、目を楽しませてくれ、一見の価値はあります。
本館はガイドツアーがない代わりに、私たちは借りませんでしたが、200円で音声ガイドが借りれるようでした。また、入場してすぐにパンフレットも配られます。更に、部屋ごとの大きな扉の前にモニターが設置されていて、音声や映像の案内も流れているので、大まかな情報は得られますが、いくつかの部屋には、説明をしてくれるボランテイアの方がいるので、個別に質問することもできました。

本館の見学を終え、主庭の和風別館集合場所のテントへ向かいます。

主庭側から見た赤坂離宮本館

 

和風別館「游心亭」

担当のガイドさんが受付のテントにいて、集合時間になると、まずはその場で、迎賓館赤坂離宮の概要など、説明が始まります。ひと通り話を聞いた後、樹木で囲われた細い小道を進み、和風別館へと向かいます。

主庭から和風別館へ向かう通路

「游心亭」と名付けられた別館の手前には池があり、100匹以上の錦鯉が泳いでいます。鯉の餌やりは、別館を訪れる海外要人の人気プログラムだそうです。別館のお庭についても色々と興味深い説明があり、いよいよ別館内へ入場、こちらも本館同様、撮影禁止です。

左:池の錦鯉。右上:和風別館から見たお庭。梅の花がちらほら咲き始めてました。 右下:別館の横で育てられている立派な盆栽の数々。ゲストや季節に合わせて都度選び、玄関や部屋に飾られるのだそう。

ツアーが出入りするのはお庭に面した入口ですが、正面玄関は別にあり、まずはそこへ移動し、館内ガイドが始まります。玄関の横には、孟宗竹が育ち、白砂が広く敷き詰められ、しっとりとした趣のある坪庭がありました。館内は「主和室」と呼ばれる47畳の大広間、高級寿司屋や天ぷら屋のようなカウンターのある「即席料理室」、海外の人も親しみやすいように広めに設計された「茶室」で構成されています。ガイドさんの小ネタ話がとても興味深く、へえ〜っと楽しみながら見学できました。

館内の見学が終了したら、入ってきた時と同様の道筋で、別館のお庭を通って主庭へ戻り、解散となります。この日はとても寒くて、ツアーが終わり外に出ると雪が舞っていました。風情があるといえばありますが、個人的にはスカッと晴れた青空で写真が撮れる方が嬉しかったですかねー。

11時15分から始まった和風別館ガイドツアー、解散時刻は12時20分頃だったので、所要時間は約1時間。ガイドさんの情報量が多く、迎賓館にまつわる多くのことを学べてとても面白かったので、赤坂離宮を訪ねる際は、是非とも和風別館も同時に見学したいところです。

西洋式の本館とは全く違った和の趣の別館、游心亭。

余談ですが、今回参加したツアーで、和風別館より先に本館を訪れていたのは私たちだけのようでした。皆さん、ツアー後に本館を見に行っておられましたが、先に本館を見学したおかげで、ガイドさんの話がよくわかる部分もあったので、見学の順序自体は、どちらでも構わないと思います。

 

赤坂離宮 主庭と前庭

当日、雪が舞い寒かったせいもあってか、観覧客が少なかった点はラッキーでした。それと、たまたま前日に噴水の清掃が行われたようで、お水がとってもクリアで綺麗だったのも良かったです(とはいえ、普段、水が濁っている訳ではないと思います)。

本館南側の主庭。本館も噴水も国宝に指定されている。

主庭でパシパシと写真を撮り終え、また、ぐるりと入ってきた方向へ戻り、最後は前庭を通って、正門からの退出となります。

本館正面、前庭から。日本で唯一のネオ・バロック様式だそう。ヨーロッパにやって来た気分になれます。

噴水のある主庭からの姿も格好良いですが、個人的には、こちら前庭から見た、宮殿の左右が湾曲し迫り出た、北側からの姿の方が気に入りました。

ネット情報によれば、この前庭でアフターヌーンティーが頂けるそうで、確かにキッチンカーが止まっていて、パラソル付きのテーブルと椅子が並べてありました。この日は寒くて食べている人は皆無でしたが。。。

前庭を通り、中門をくぐってたところからの1枚。西洋感満載だけど、左右の植栽(黒松かな?)に、ジャパンな部分を感じるのは私だけ?

正門。実際の出入りは、門のすぐ脇の通用口を使用します。

朝10時過ぎに西門をくぐって受付をし、この正門を出たのは13時過ぎだったので、たっぷり3時間は赤坂離宮で時間を過ごしたことになります。庭園内はフォトジェニックなところがたくさんあるので、あちこち写真を撮りながら滞在するなら、3時間は見ておくといいと思います。本館・別館2つの建物とお庭をささっと見るだけだとしても、2時間強は必要じゃないでしょうか。

 

赤坂離宮の無料パンフレット

最後に、赤坂離宮本館で配られたパンフレットをご紹介。記念に取っておきたくなる内容でした。

私たちが参観した時は、本館の中で最も格式が高いとされる「朝日の間」が、改修工事で閉室中だったのですが、2年間の工事を完了し、今春2019年4月2日から公開再開されたようです。私がもらったパンフレットには、閉室中の旨記載があるので、これから配布されるパンフレットの朝日の間のページ内容は、変更されていると思います。

母と同様、周りの参観者の方々も、年齢層高めの人が多かったので、赤坂離宮はシニア世代にはとても受ける観光スポットには間違いないと思いますが、敷地内には写真映えする景色が随所にあり、ヨーロッパに訪れたような気分も味わえるので、若い世代の方でも十分に楽しめるところだと思います。
本館と和風別館を合わせた参観料2000円は、海外の王宮などと比べて、若干割高な気もしないでもないですが(海外の王宮の敷地は広大で公開範囲が広いところが多いと思う)、国内でここと似たような観覧先は無い上、ガイドさんの説明もとても興味深いものだったので、一度は訪れてみる価値のあるところだとオススメできます。

赤坂離宮を訪れた、母との東京母娘旅行の記事はこちら

 

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