チームラボ・ボーダレスと 赤坂離宮 シニアと楽しむ 東京・日本 母娘旅行記 ’19.2 / Tokyo, Japan
今年のお正月に実家(大阪)に帰省した際、上野の東京国立博物館で開催されている「顔真卿ー王羲之を超えた名筆」(2019.1.16~2.24)に、母が行ってみたいと言うので、お供するため1泊の東京プチ旅行を計画しました。
旅程 2019年2月(2日間) 往路:私(高速バス)、母(飛行機) 宿泊:新橋(第一ホテル東京)1泊 復路:私(高速バス)、母(飛行機) |
計画当初は、母から顔真卿展の他に、高尾山に登りたいとリクエストがあったので、登山のことをあれこれ調べてはみたのですが、高尾山といえども、冬山登山はやはりそれなりの装備が必須であろうということで、今回は見送ることに。
そこで、その代わりとなる、母の興味がありそうな訪問先をいくつかピックアップ。母の希望の行き先を組み合わせたら、全く趣向の違う場所を回ることになり、おかげで、私が普段訪れる東京とは、また一味違う東京を楽しむことが出来ました。
羽田空港からのアクセス
当日、私は朝5時発の高速バス、母は朝7時のフライトで、各自それぞれ上京し、宿泊先のホテルで待ち合わせ。東京に不慣れな母が、空港から無事にホテルに辿り着けるかちょっと心配だったので、東京の鉄道路線網とにらめっこしつつ、羽田から京急電鉄を利用すると、乗り換え無しで都心に出れて、且つ、移動しやすいエリアということで、今回は新橋を宿泊先に選びました。
大阪住まいで普段から電車をよく利用している母ですが、知らない地域、しかも東京の複雑な乗り換えを、少し不安そうにしていたので、事前に時刻表や、空港から電車の乗り方を親切に、写真付きでサイトに載せてる方のブログなどを印刷して、郵送しておきました(スマホにこれらのURLを送りましたが、とっさの時にさっと見れるよう、紙媒体で手元に欲しいそうです)。
おかげで?スムーズにホテルに着くことが出来たようで、逆に、渋滞でバスが遅れた私が、 母を待たせてしまうことに。急いでホテルへ向かうと、優雅に?ロビーラウンジでお茶を飲んでました。平日の朝9時半と早い時間帯だったので、客も母一人で目立ってました。笑
私も東京のことは詳しくないので、他にもっと便利なエリアがあるのかなと思いますが、高齢者向けに空港からのアクセスの簡単さを優先すると、品川や新橋を拠点にするのは一案です。
特別展ー顔真卿
お恥ずかしながら、書道の知識は全く持っておらず、母から誘われるまで顔真卿のことを知りませんでした。事前にチョチョっとだけ予習はして行ったのですが、会場でも、書体や中国の歴史などについてもわかりやすく説明があり、加えて、顔真卿以外の有名書家の作品など、かなりな数の作品が展示され、とても見応えがあったので、書にあまり関心のなかった私でも、楽しめ勉強になりました。
ただ、予想以上のものすごい混雑でびっくり。2時間強の滞在時間で、目玉の「祭姪文稿」を含めて一通りは鑑賞できましたが、混みすぎて近寄れなかった作品もいくつかありました。
観客の半分以上、いやもっと?は、中国人だと思われます。シニア層では、半々か6:4位の割合で中国人:日本人、若い世代の人もそこそこいたのですが、軒並み中国人でした。中国での顔真卿の人気の高さが伺えて、興味深かったです。
後で知ったのですが、「祭姪文稿」は、所蔵している台北国立故宮博物院ですら、なかなか公開されることのない超貴重な作品らしく、前回公開されたのはなんと10年以上前。。。だそうで、中国からこぞって観に来てるんだわ〜と納得でした。
チームラボ ボーダレス
展覧会の人混みでどっと疲れたので、ランチはのんびりと食べ、食後はお台場のチームラボボーダレスへ。昨年のオープン以来大人気のようなので、せっかく東京に出てくるならどうかな?と思い、私がピックアップした行き先の1つで、母も興味を示しました。
顔真卿展と打って変わって、こちらはシニア層見かけず若者だらけ。笑 母がこの日の入場者の最高齢だったんじゃないかと、勝手に推測しています。
ここもまた混雑はしていましたが、書のように作品に近寄って観るわけでないので、同じ人混みでも、ちょっと緩和されて感じます。最先端のデジタルアートということで、視覚的なインパクトも強く、若い世代だけでなく、シニア層でも十分に楽しめるところだと思います。
この日の夜遅く、別行動でディズニーシーに行っていた娘がホテルに合流し、女3世代でお泊まり。翌朝、ホテルのブッフェでまったり朝食をとりながら、3人の時間を楽しみました。その後、娘と別れ、部屋をチェックアウト。母と向かった先は赤坂です。
迎賓館 赤坂離宮
今回の東京旅行を計画中に、母が楽しめそうな場所をあれこれネット検索していて、赤坂離宮が一般公開されていることを知りました。
赤坂離宮については、こちらの記事で詳しく記載しています。
明治42年に東宮御所として建設され、日本では唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物の赤坂離宮本館と、東宮御所などの設計で知られる建築家、谷口吉郎氏の設計により昭和49年(1974年)に建設された、和風別館「游心亭」。どちらも見応えたっぷりなので、訪れる際は、予約制の和風別館の予約を取り、ぜひ両方観覧することをおすすめします。
ここはシニア受けは間違いないので、今回、母と一緒に訪れることが出来て本当に良かったです。
赤坂駅からまたメトロで新橋に戻り、ホテルに預けていた荷物をピックアップして、母を都営浅草線の新橋駅改札へ送り届けて、今回の母娘旅は解散となりました。
その後も、母はスムーズに羽田空港〜大阪まで戻れたとラインで連絡がきて、ホッとしました。ちなみに母は、2日間みっちり東京を満喫し、帰宅したこの日の夜も、いつも通う太極拳のレッスンに行ったそうで。笑 私よりよっぽど体力あって?元気で何より、嬉しいことです。
フォトブックの作成
そして帰宅して2〜3週間後、ようやくフォトブックの作成に取り掛かりました。
別にプロでもないのに、とにかく多量の写真を撮るので、それを整理するだけでも億劫で(だったら、初めからそんなに撮らなきゃいいのだけど)、フォトブックにまでなかなか辿り着かないのですが、母と旅した時だけはいつも、お礼と記念を兼ねて、フォトブックを作成して贈るようにしています。
これまでに作成した2冊は、今どき原始的な方法で、全て手作業!笑 だったのですが、今回はしまうまプリント使って、初めて外で頼んでみました。
手作業のものは、家のプリンターでポストカードに両面印刷し、それを順に並べてカードホルダーに挟んでいくのですが、枚数が70枚とかになると、本当に大変で。。。
正直、外注で作るものも凝りだすとやっぱり大変で、今回のものも2日がかりだったのだけど、1冊198円というお値段なのに、ちゃんと製本されて文庫本のような出来上がりで、これはこれですごく良いな〜、気に入りました。印刷の質もお好みに合わせてチョイスできるのもいいですね。今回は最も安いタイプで注文しましたが、仰々しくなくてカジュアルなフォトブックが作りたいなら、ぴったりだと思います。
全て自作の手作り感満載のものも捨てがたいですが、もらった母のお気に入り度合いも聞いてみたいところです。手作りフォトブックも、いずれまたブログでご紹介したいと思います。