3つの世界遺産を有するベルギーの美しい古都ブルージュへ 子供も楽しい日帰りトリップ / Bruges, Belgium
「ブリュージュ歴史地区」として、街全体が世界遺産に指定されている、ベルギーの古都ブルージュ。首都ブリュッセルからも、IC(都市間急行)で1時間ほどの距離なので、気軽にワンデートリップ可能です。
美しく見所満載のこの街を、子供も楽しめるスポットと共に、風景を中心にご紹介したいと思います。
ブルージュへ日帰りトリップ
私たち家族がブルージュへ訪れたのは、首都ブリュッセル滞在2日目のこと。
ブルージュの街もブリュッセルと同様、コンパクトなので徒歩であちこち巡ることが出来ます。訪れた日の午前中は、曇っていて時折小雨も降り寒かったのですが、午後から晴れて、観光日和となりました。
ブリュッセルでは、日本人にあまり遭遇しなかったのですが、ブルージュでは日本人ツアーの団体客を何組も見かけました。それもそのはず?ブルージュの街は「屋根のない博物館」と言われているだけあり、どこを歩いても絵になる素晴らしい景観のところだらけ。どうりで私たちも含め、ものすごい数の観光客がやって来る訳です。そして、写真好きの方なら、シャッター押すのに忙しくて大変です。本当に。
カメラ必須!ブルージュ駅から中心街への散歩道
まず、ブルージュ駅から中心街へ向かうまでの徒歩10分程の位置に「愛の湖公園」という、こんなに美しい公園が広がっています。
そして、公園に隣接して続く、世界遺産「ベギン会修道院」も又、絵葉書の世界そのもの。春に訪れたということもあり、綺麗に咲き誇る花々も楽しめました。
街中どこを切り取っても、いちいち絵になります。。。
続いては、街の中にあったビア専門ショップ。
圧巻の品揃えでしたが、お値段もそこそこ高かったので、とりあえず商品名とメーカーと売価を軽くチェックするのみ。実際に購入するのはもっぱらスーパーでした。
是非とも乗りたい!ブルージュの遊覧船、運河クルーズ
ブルージュを訪れたら漏れなくお楽しみ頂きたい、子供もテンション上がるスポット2点のご紹介。
まず1つ目は、定番の運河クルーズ。フォトジェニックな景色を堪能できる場所をあちこち通過する上、ボートに乗ってることもあり、子供も飽きません。
遊覧船はいくつもの橋の下を通ります。私たちは船の最後尾の席だったので、橋の下をくぐる時の前に座っている人たちのリアクションを見るのが楽しかったです。低い橋をくぐる時は、皆一様に、ちょっと頭をかがめる仕草をしていましたが、大きな人でも頭をぶつけることはなさそうでした。
街を歩いている時と同様、遊覧船に乗っていても、写真に撮りたいところばかりで、本当に忙しい!
クルーズの所要時間は約30分。遊覧船の乗り場は数箇所あり、また、船の数も多いのですが、ブルージュを訪れた観光客はかなりの割合でこのクルーズに参加すると思うので、船の混み具合やお天気を気にかけて、乗るタイミングを見図ると良いと思います。
ブルージュのシンボル、鐘楼のてっぺんから絶景を望む
運河クルーズの後は、ブルージュ歴史地区の中心部「マルクト広場」へ移動。ギザギザ屋根のカラフルなギルドハウスが、青空に映えます。
鐘楼に上る前にベルギー名物フリッツで小腹満たし。鐘楼前に出店している緑の屋台は、なかなか人気店のようでした。我が家ではこういう時の注文は子供の役目。食べたいのは娘なので(というか親も食べたいけど)、だったら自分で注文しといで〜という具合に、お金を握らせ買いに行かせます。
ベルギーのフリッツはソースをかけるのが定番のようで、この時はピリ辛マヨのサムライソースだったかな?ボリューミーだけど、3人で食べるとあっという間!あっつあつですごく美味しかったです。あ、でも何気に喉が乾くので、ペットボトルのお水等、持ち歩いていた方がいいかなと思いました。
小腹がふくれたところで鐘楼へ。高さ83m・366段もの階段を上るので体力使います。笑
この鐘楼は「ベルギーとフランスの鐘楼群」という、また別の世界遺産に指定されています。15分ごとに鳴るカリヨン(組み鐘)の響きが美しい〜♫
鐘楼上層部の螺旋階段はとても急で、人一人通るのがやっとの狭さなので、細いヒールを履いて上るのは厳しそう。スニーカーやフラットな靴がおすすめです。子供は体力もあり、急勾配なところを上ったりするのってワクワクするのか?、率先して上ってくれるので(うちの娘はそうだったのですが)、これ又、楽しめるんじゃないかと思います。
そして、ぜいぜい言いながら上りきった鐘楼のてっぺんからの圧巻の眺望。晴れていれば尚更、366段の階段をせっせと上る価値、絶対にあります!
運河クルーズも鐘楼も場合によっては混んでいて、行列覚悟のようなので、事前に空いている時間帯などをチェックしておくと良いかもしれません。
この後、遅めのランチをのんびりと食べ、また電車に乗ってブリュッセルに戻りました。
街散策がメインでしたが、コンパクトな街なのでブリュッセルからの日帰りでも十分満喫でき、主な観光スポットは徒歩だけでほぼ周れたように思います。
「ブルージュ歴史地区」「フランドル地方のベギン会修道院」「ベルギーとフランスの鐘楼群」と、合計3つの世界遺産が1度に楽しめるブルージュ。街中のどこを切り取ってもうっとりため息ものの景観なので、大人の私は特に何をするでもなく、ただ歩いているだけで、十分に満たされるのですが、単に景色が綺麗というだけでは、子供は少し飽きがちです。けれども、船に乗ったり階段を上ったりするだけで、ワクワク度合いが上がるのか?家族皆で楽しめるようになりますよ。
ブルージュを訪れたブリュッセル前半編の記事はこちら