ポルトガル(リスボン&ポルト )のおみやげ スーパー:ピンゴドーセと、デパート:エル・コルテ・イングレスで見つけた 可愛い缶詰と調味料 / Portugal
私が旅先で買うお土産は、食材がほとんど。スーパーloverなので、幾つものお店をはしごし、その国らしくて、パッケージが可愛くて、美味しそうで、尚且つ、お手頃価格のものはないかな?と、店内をくまなく探し回ります。
自宅用に買うのは、断然、調味料!本当は、現地で使って味をチェックしてから、お土産用を吟味できれば一番なのですが、1週間そこらの滞在では、あれこれ試す余裕がないので、事前にネットやガイドブックで調べた商品や、店頭で惹かれたものを連れて帰ります。
以前は、友人・親兄弟に配るお土産も調味料が多かったのですが、きっと、冷蔵庫やストッカーに眠らせ、持て余している率が高いだろうなあと思い(正直、自分でもそうなので)、最近は、お菓子や1度で食べ切れる食品などを選ぶようにしています。
売り場で目を引く、バカリャウコーナー
ポルトガルの主力食材と言えば、何と言ってもバカリャウ(干し鱈)。バカリャウを使った料理は365種以上もあって、毎日食べても違う料理が出てくると言われてるそうです。
これまで、様々な都市の市場やスーパーを訪れましたが、ポルトガルのこのバカリャウ売り場は初めて見る光景で、干し鱈の大きさに圧倒されました。流石に、このまま担いで家に持ち帰る訳じゃないよなあ?横にあるパックされた品のように、選んだらカットしてもらうんだよねえ〜と思うのですが、購入した訳でないので、そこのところは不明のままです。
本当は滞在中にバカリャウを使った料理を作りたかったのですが、戻し加減(塩抜き)が難しいとのことで、既に戻し済みの冷凍品をチェックしてみましたが、大容量のものしか見つけられず、諦めて缶詰をお土産に買って帰ることに。
エル・コルテ・イングレスで見つけた、ポルトガルらしい缶詰 LA GONDORA
缶詰天国ポルトガル。旅行に行く前から、今回は缶詰メインでお土産を探そう〜と決めていました。
スーパーでも缶詰は置いてありますが、お値段安くていいのだけれど、種類が少なく、見た目も惹かれるものが少なかったように思います。郊外の大きなスーパーに行けば、もっと選択肢が多かったのかもしれませんが、私は宿から近い中小規模のピンゴドーセを利用していたので、あまりそそられる缶詰は置いていませんでした。
一方、デパートのエル・コルテ・イングレスは圧巻の品揃えで、棚を見た瞬間「わあ〜っ!」と、小躍りしたくなったほど。笑
そんな膨大な数の中から、今回私がチョイスしたのが、こちらの LA GONDOLA 社のもの。
箱も可愛くて、イワシ・サバ・干し鱈・マグロなどの魚の種類それぞれに、オイル漬・酢漬・トマトソースなどの味の組み合わせがあり、また、フィレタイプの他、パテのタイプもあって、種類豊富な中から選ぶことが出来たのと、何より、”Product of Portugal” とパッケージに明記してあったのが気に入りました。お値段はパテの方が少しお安くて €1.2~2.0 ほどで、魚の種類によって値段差があり、やはりサーディン(イワシ)は一番お安く、バカリャウ(干し鱈)が高かった記憶です。フィレタイプはパテよりも更に €0.5~2.0 程高いという価格設定でした。
上記リンクしている、ラ・ゴンドラ社のサイトを見ていると、BIOのものや素敵なデザイン缶など、たくさんの商品があって楽しい!かなり人気のある会社のように思えます。
しかし、スーパーやデパートでは、この手の高級そうなパッケージのものは見かけなかった気がするので、どこで買えたのかなあ?単にお値段高めで、私の目に入らなかっただけかもしれませんが、街の缶詰専門店などで、手に入るのかもしれませんね。
ということで、今回私がお配り用に購入したのが、こちらの缶詰数種とピリピリソース。
上記、LA GONDOLA社の鯖のパテ缶(ノーマル&チリ味)と、バカリャウのパテ缶。日本で鯖缶がブームなので鯖を選んでみました。パテの方が日本になさげで、ポルトガルっぽいかな?と思って。
他に、写真右中央〜下にかけて写っている、フィレタイプのバカリャウ缶詰と、ポルトガル風イカめし(イカにトマトライスが詰まっている)缶、そして写真上部、パプリカを真っ黒になるまで焼いて皮を剥いた、ローストパプリカの缶詰。
パプリカ缶はエル・コルテ・イングレスのPB商品なので、スペイン産なのですが、日本でこのローストパプリカが瓶詰めになったものなど、結構なお値段で売ってるので、3缶セットで €1.99 だったこともあり、これはいい〜!とカゴに放り込みました。
そして、ボトルに入った赤い液体は、ピンゴドーセのPB商品のピリピリソース。これらをいくつか組み合わせて、友人たちに配りました。
ポルトガルのチリソース、ピリピリ MOLHO PIRI PIRI
辛いもの好きなので、ポルトガルのチリソース、ピリピリソースも、これまた渡航前からチェックしていたものの一つ。ピンゴドーセでも10種類近く、エル・コルテ・イングレスではその倍以上、かなりな種類のピリピリが並べられていました。
現地でも、宿のキッチンに備わる調味料に、ピリピリソースが置いてあったので、鶏手羽を購入し、ソースを塗ってオーブンで焼いて、ピリピリチキンを作りました。
その時の自炊旅行記はこちら
数多あるピリピリソースの中から、今回ピンゴドーセのPB商品をチョイスした理由は、ポルトガルの食に詳しい馬田草織さんに薦めて頂いたからです。
旅行前に馬田さんのポルトガル食旅エッセイ「ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅」を読み、非常に興味深く参考になったので、馬田さんのインスタをフォローし始めました。
その数日後、ちょうどインスタで著書の投稿をされたので、本が面白くてとても参考になったという感想に加え、お勧めの調味料があれば教えて下さいとコメントしたところ、馬田さんがポルトガルを訪れる度に、ピンゴドーセのピリピリソースをたくさん買います!とお返事下さり、ピリピリソースは迷うことなく、選ぶことができたという訳です。
何と言ってもお値段が 195ml も入って €0.37 と破格!!
私が旅した時は €1 = 127 円位でしたが、1本50円しない換算です。友人たちにも配ったので、ちょっと内緒にしておきたかったところですが、自宅用とお配り土産用に、私も大量買いしてしまったのは、言うまでもありません。笑
原材料を見ていると、唐辛子の他、水・塩・ワインビネガー・クミン・ガーリックパウダーなどと記載されていて、肝心のお味も少量でピリッと辛く、酸味もあって刺激的で美味しい。そしてこれはポルトガルのピリピリソース全般に言えると思うのですが、塩も割と効いているので、タバスコのように仕上げに振りかけてもOKですが、肉などの下味として揉み混んだり、調理の際に使う方が、塩分加減が難しくなくて良いかもしれません。
ポルトガルの伝統的調味料 パプリカペーストのマッサ Massa de Pimentao
次に、自宅用に買った食材&調味料はこんな感じ。
はちみつと、クノールスープキューブと、EXオリーブ油(エル・コルテ・イングレスのPB商品)以外はピンゴドーセのPB食品ばかりです。
ポルトガルでは豆がよく食べられているのか、紅&白のいんげん豆に、ひよこ豆、黒目豆、レンズ豆など、水煮と乾物共に500gで €0.6〜1.0 位の安価で売られており、現地で瓶詰めの白いんげん豆の水煮を買って自炊に利用したのですが、これがすごく美味しくて重宝しました。同じものを買うか迷って、持ち帰り用は缶にし、黒目豆は乾豆で。
パプリカペーストのマッサも、旅前から気になっていた調味料。
マッサ・パプリカでググると、認知度そこそこあり、また、シンプルな材料(パプリカ・塩・オリーブ油のみ)で手軽に作れ、手作りされている方も多数いるようです。
とはいえ、日本だとパプリカ自体がそこそこいいお値段なので、せっかく現地に行くなら買って帰ろう〜と思い、ピリピリソースと同様、格安だったピンゴドーセのPB商品を買ってみました。
マッサの味の説明がなんとも難しいのですが、トマトではないのだけれど、トマトを彷彿させる味わいで、トマトペーストに塩を足したような濃厚さに、発酵食独特の旨味も加わって、これは使える!という味なのです(わかりにくくてすみません!)。パプリカなので、唐辛子系の辛さは全くないですが、塩辛いですね。
これらマッサとピリピリソースは、普段の食卓でも大活躍!特にトマト味の料理には、ものすごく相性良いと思います。
持ち帰ったヴィーニョ・ヴェルデ(微発泡白ワイン)を開けた日は、ポルトガルの定番料理 Carne de Porco à Alentejana(豚肉とあさりのアレンテージョ風)を作ってみました。香菜がなくてバジルですが、マッサとピリピリソースのおかげで、本格的な味に仕上がりましたよ!
他にもナポリタンでは、ケチャップの量をだいぶ減らして、トマトペースト・マッサ・ピリピリソースで味付けすると、これまた深みのある味わいになって気に入りました。
マッサは日本の食卓でもお役立ちなので、料理好きな方へのお土産にもオススメですね。
日常のうちごはんの様子はこちら
世界のKnorr Portugalクノール スープキューブ
しかし、上記私が持ち帰った食材の値段を見ていると、やっぱりPB商品は安い!というか、私が日本で買うよりも安いものしか買ってないということなのですが。。
クノールのスープキューブは、エル・コルテ・イングレスで、ちょうどセールになっててあの値段だったので、PB商品と比べると、なんだか割高に感じますね〜。
とはいえ、海外のスーパーでは、クノールのご当地スープキューブを探すのが、私の楽しみの一つで、今回も、これまで見かけたことのない、ポルトガルちっくなフレーバーが色々あり、どれを連れて帰ろうか迷いました。笑
あれこれ悩んで購入したのはこちらの4種。肉系のスープキューブは他国でもよく見かけるので、今回は魚介系のもの2種と、炊き込みご飯に使えるタイプ2種。
まだ食べていないものも多いのですが、上から3つ目のArroz(ポルトガル語で米)は、主な材料がターメリック・イタリアンパセリ・白胡椒となっていたので、カレーに合いそうだな〜と思い、カレーを作った際、お米に加えて炊いてみました。
ターメリックライスなので、思った通りカレーにはもってこい!よく合うと思います。
裏面を見ると水500mlでキューブ1個となっていたのですが、この時は米3合で1個使い(キューブを刻んでから、炊飯器にin )ましたが、ほんのり味が付く感じで、カレーに添えるごはんとしては、ちょうど良かったかなと。色々具材を加えて、ピラフ的に使う場合は米2.5合にキューブ1個にすると良さげです。
世界のご当地クノールスープキューブ、旅に出る度にあれこれ買い求め、自宅で試しているので、そのうちにクノールの記事も書きたいなと思っています。
ポルトガルワイン コットンバック パステル・デ・ナタ
ワインは安いものだと1本 €2〜3からあり、その価格帯のものでもなかなか美味しかったので、もっとたくさん買いたかったのですが、重いので3本(アルコールはたいてい、夫のチョイス)。
ポルトの自炊旅行記でも触れましたが、さすがコルク生産量世界一のポルトガル、安いワインも必ずコルク栓です。
あとは、これも夫が見つけて買ってくれていたコットンのバッグ(1つ€5)。
ポルトのボリャオン市場の傍らにあるショッピングモールで売っていたらしく、「2個買っといた」と言うので、1つは娘用で、残り1つは私が横取り。笑
余談ですが、夫はこの手のコットンのエコバック系が大好きで、旅に行く都度、チェックしていますね〜。さすがしょっちゅう買っているだけあり、素敵な可愛いのを見つけるのが上手い!笑 とはいえ、最終的には私が使用してる率の方が高いのですが。。
そして、帰国日にポルトの空港で無理やり?買う羽目になった、ポルトガルの代表スイーツ、パステル・デ・ナタ。
こちらを買うことになった経緯は、こちらに書いています。
JK娘へのお土産
寮生活を送っている高3生の娘へのお土産はこんな感じ。
彼女へのお土産は、毎回、日常生活の糧になる彼女の好物、ドライフルーツやはちみつ、チョコレート、ナッツなどを買うことが多いですね。帰国後、箱に詰めて送っています。
帰国便が欠航になり、イスタンブールで乗り継ぎになったので、空港のスターバックスで目に留まった “You Are Here Collection” のトルコ版マグも追加購入。
私には何が良いのかさっぱり理解できませんが、娘は超スタバ好きなんですよね〜。どうせならポルトガルのマグの方が良かったんですが、現地では、スタバに行くということが、全く頭に思い浮かばなかったもので。。
娘は今年1月に学校を公欠し、研修でバンコクへ行っていたのですが、その際に、このタイ版マグをゲットしたらしく、コレクションが増えた♪と喜んでいたので、まあ買って良かったですかね。
スーパー LiDL
以上、私が買ったお土産は9割以上、ピンゴドーセとエル・コルテ・イングレスで購入したものなのですが、あともう1店舗、LiDLというスーパーでも買い物をしました。
ここで購入したものは蜂蜜なのですが、調べてみると、ドイツ系のディスカウントスーパーなんですね〜。どおりで店内もそのような造りで、なかなか流行っていました。こちらのお店はリスボンでは、地下鉄 Jardim Zoologico 駅に直結してあります。
ピンゴドーセの位置情報
最後に私が利用したピンゴドーセの地図を載せておきます。
ロシオ駅そばのピンゴドーセは、観光客の利用も多いのか、お土産に出来そうな商品は、割と品薄だったように思うので、私は主にこちら Chão do Loureiro 店を利用していました。中規模店で、品揃えも悪くないと思います。
アウグスタ通りなど、街の中心部からこちらのスーパーへ行く場合は、エレベーターを利用するのが楽ちんです(上記 map のピンゴドーセの左下 Elevador Castelo の位置)。
エレベーターへのアクセス方法については、こちらの記事の下部に記載しています(目次から飛べます)。
一方、ポルトでは宿から近かった Passos Manuel 店と、Fernão Magalhães 店を利用しました。こちら2店も街中にあり、小規模店ではないので、使い勝手良いと思います。
参考までに ピンゴドーセのストアーローケーター
(右側の検索窓 POR DISTRITO で、滞在都市を選択すると、地図が表示されます。)
尚、エル・コルテ・イングレスは、リスボン店が地下鉄 São Sebastião 駅と直結、ポルト店は地下鉄 João de Deus 駅前にあります。
また、ポルトのエル・コルテ・イングレスは、ドン・ルイス1世橋からのシャトルサービスもありました。詳しくはこちらに記載しています。
持ち帰った食材、特に缶詰は賞味期限が数年後ということもあって、まだ食べていない!ので、肝心の味の感想が書けていないのですが、開封した際には、随時、こちらに書き加えていく予定です。
(記載価格は訪れた2019年5月現在のものです)
ポルトガル自炊旅行記(初回)はこちら